ITFジュニア 南京G1
Day 2
シングルス2R。
中国のMoと対戦です。
Moには、先月の北京G2で一輝が負けています。
ディフェンスが良くて、ラリーの中からしっかりポイントを取りに来る印象があります。
相手への警戒もありますが、昨日からガットの仕上がりでボールの飛びが少し違う感じがあったので、気持ちとボールの飛びが合ってくれればと思っていました。
しかし、試合開始からジェームズのショットが冴えわたります。
1st目は、Moがラリーに持ち込めない程、ジェームズのボールにパワーがありました。
2ndに入り、Moのサービスが上がりましたが、ジェームズのショットが落ちず快勝でした。
そして、NB4:15のダブルスが、雨のためインドアに変更になり、19:00まで待たされ、20:00まで待たされ、明日に変更になるのだろうと思っていたら、レフェリーが夜中までやる。
明け方までやると言いました。
そんな冗談を聞き、明日のオーダーを待っていたらです!
香港プレーヤーのお母さんが、ロビーで何やらぶちキレて叫んでいます。
何かと思えば、明日のオーダーが出ています。
しかし、それは明日のオーダーではなく、これからのオーダーでした。
時間は、既に20:15を過ぎています。
ジェームズのオーダーは、なんと!NB24:00のFollowed Byです。
さすがに、それはないでしょとの事で、レフェリールームへ。
ITFジュニアのルールでは、これは規則違反に当たると伝えても、わかっている。
でもやる!の押し問答で、不穏な空気の中、ジェームズに寝れる場所を確保して24:00まで寝るように指示を出しました。
結局、雨上がりのアウトドアで、深夜の1:15に試合が入り、2:30に試合が終わりました。
64.64で勝ちましたが、良い状態のプレー出来ている訳はありません。
勝てたから良かったようなもの。
ケガでもされたら…と心配なゲームでした。
それにしても、これは中国ルールなのでしょうか…。
試合が終わり、当たり前にホテルまでのバスもなく、ホテルに着いたのが3:00過ぎ。
明日のシングルス、NB12:00です。
Day 3
シングルス3R。
香港のTang とです。
彼とも、よく対戦します。
今日は、相手が良かったです。
ジェームズも、何度も流れを変えようとショットや展開を考えながらプレーしましたが残念でした。
寝不足の上、朝いきなりホテルをチェックアウトさせられ、ホテルの移動があり、コンディションは完全に良くなかったですが、これも海外ツアーだから仕方のない事です。
しかし、試合後の朝帰りは、ツアーを17年続けて来て初めての事です。
ジェームズは、負けた理由等一切言っていません。
僕がコーチとして言える事は、彼のプレーはショットを打ち抜くテニスです。
打ち抜くショットは、少しのズレでボールの飛距離や角度が変わってします。
今日のジェームズは、コースやタイミングは捉えているのに、打ち抜いたボールが収まらない。
最後までそことの葛藤の勝負でした。
しかし、キレずにやれる事はやったと思います。
5時間程休んでの、ダブルスQF。
ファイナルまでもつれましたが、ジェームズがペアを良い感じでリード出来たと思います。
スコアはファイナルですが、負ける流れのない強いダブルスでした。
SF進出です。
<シングルス3R>
ジェームズ[10] 16.36 Tang(HKG)[7]
<シングルス2R>
ジェームズ[10] 61.64 Mo(CHN)
<ダブルスQF>
Jeams/Bang(TPE)[6] 63.3610-4 Liu/Wang(CHN)[3]
<ダブルス2R>
Jeams/Bang(TPE)[6] 64.64 Hu/Tang(CHN)
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