※写真は2019ウインブルドンです。
皆さま、2020年も宜しくお願いします。
年が明け、Team Macyは、早々と中国遠征から始動し、深圳J4に参戦しています。
そして、インド遠征メンバーも移動に入るところです。
この数年。
ITFジュニア大会への、アジア各国からのエントリー数が増加している流れを強く感じます。
結果的に、男子のノーランカーについては予選出場すら厳しい傾向にあります。
これは、日本以外のアジア諸国のITFジュニアへの意識が上がっている状況を意味しています。
例えば。
オーストラリアでは、プロのゾーンで活躍していたコーチ達が、ジュニアの活動に降りて来ています。
中国では、ITFジュニアだけで年間14大会の開催数を確保しています。これを日数に換算すると、年間100日に相当し、中国の年間スケジュールの3割強を占めています。
そして驚く事に、昨今の中国では、ジュニアのランクを国内ランクではなく、ITFジュニアのランクを主要に使っています。
タイでは、国営2トップの大企業が、ジュニアのスポンサーに広く携わり、ITFジュニア遠征費用のサポートを強力に行っています。
その他のアジア諸国も、外国資本を引き込んだり、外国のコーチを招聘したり、ITFジュニアへの活動目標に力を入れています。
それらは、ジュニアの国際的育成の成功が、将来のその国のスポーツのみならず、アメリカやヨーロッパへの大学進学や、未来の様々な可能性につながっていく事として考えれているからです。
それに比べ、日本のITFジュニアへの取り組みはどうでしょう。
ATP,WTAで使用禁止の通称オムニコートが主流の環境で、全国大会、インハイの地方予選に時間を取られ、ITFジュニアへの意識が上がらないまま、時間が過ぎてしまい、アメリカの大学等希望進路が出来時には、ITFジュニアの流れに乗り遅れてしまっています。
(グランドスラムジュニアに出場するまでには、2~3年の活動が必要です)
日本の全体像として、ITFジュニアへの明確な取り組みは無いと言える状況だと思います。
ITFジュニアへの取り組みが無い事へは、大きな問題があります。
一つは、グランドスラムジュニアの目標が持てない。
(大きな、夢のある目標が持てない)
そして、もう一つは、テニスを通じて、目の前に開かれているはずの、アメリカやヨーロッパへの大学進学への道が見えない。
進学に関わる部分の認知が低い事は、日本のテニス界や社会にとって大きな損失であると思います。
特にアメリカの大学は、日本国内の戦績がいくら全国大会出場以上であっても、評価の対象にはなりません。
ITFジュニアでの活動が評価の対象になります。
それらの基本的で大事な情報すらも、周知されていないのが実情です。
ITFジュニアへの取り組みが無い環境は、日本人ジュニアにとって、一生を左右する程の大問題につながりかねない状況だと思うのです。
Team Macyは、豊富な経験と各国のテニス協会やコーチとのネットワークから情報を集め、参加メンバーの安全を確保しながら、年間を通して海外での活動を展開しています。
その中で、進学にも積極的に力になる姿勢を大事にしていきたいと考えています。
グランドスラムを目指すジュニアはもちろん、初めての海外遠征でポイントを取得したいジュニア、国内の進路だけではなく、海外の大学に興味のあるジュニア達と、今年も元気に世界を飛び回りたいと思っています。
遠征メンバー募集(2〜3月)
ネパールJ5:カトマンズ
予選 2/1-2 本戦 2/3-7
ネパールJ5:ポカラ
予選 2/8-9 本戦 2/10-15
カンボジアJ5:プノンペン
予選 2/15-16 本戦 2/17-22
カンボジアJ5:プノンペン
予選 2/22-23 本戦 2/24-29
中国J4:深圳
予選 2/16-17 本戦 2/18-23
中国J3:深圳
予選 2/23-24 本戦 2/25-29
タイJ1🇹🇭:ノンタブリー
予選 2/28-3/1 本戦 3/2-7
マレーシアJ1:サラワク
予選 3/8-9 本戦 3/10-15
興味のある方は、下記のアドレスにお問い合わせください。
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