ITFジュニアのポイントテーブルが改正になりました。
僕なりに、感じている事をまとめてみました。
今回の改正は、カテゴリー上位のG2大会以上のポイント増率が2倍前後に跳ね上がったのに対し、G3~G5までは、これまで通りのポイント配分と言う、なかなか思い切った改正内容です。
しかしこれは、数年前から囁かれていた事でもあり、世界ジュニアの発展のためには必要な改革なのだと感じます。
それと同時に、この改正は、全国大会へ向けてや、学校テニスの予選に、数か月費やす日本人ジュニアや日本テニスの国際化に厳しいハードルとなる事でしょう。
それは、2月~6月までのITFジュニアのスケジュールを見れば明らかです。
まだ全ての大会が出そろっていないので、ザックリな数字ですが、2月から6月までに、G2以上の大会は、世界で35大会あります。
そのうち20大会以上もがヨーロッパ開催になります。
アジアは4大会のみ。
うち1大会は、中国なので開催が心配なところです。(日本開催は0)
つまり今年は、6月までのヨーロッパ中心のG2大会以上で、世界ランク上位200位くらいまで、決まって来てしまうと言う事です。
それは、今年の残りのグランドスラムジュニア(フレンチ、ウインブルドン、US)は、この数か月でほぼ決まってしまうイメージを意味しています。
今年ラストのジュニアは、今、迷わず出て行くしかないと思います。
来年グランドスラム出場を狙うジュニアは、来年に向けてのスケジュールの練り直しが必要です。来シーズン突入時のランク目標がとても重要になります。
これからのジュニア達は、自分の目標がグランドスラムなら、そこを大事に、自分の夢、目標を再認識して下さい。
ブレる必要はないと思います。
グランドスラムに行かなければ、分からない事があります。
だからこそ、そこで何を感じ、自分の進むべき今後を「そこ」で感じて欲しいと思っています。
最後に、今回の改正と「どう向かい合うか」が、「これからの国際化」の大事な捉え方だと感じています。
新しいポイントシステムで、力さえ付ければ、一気に上にジャンプ出来るチャンスがあります。
そして、何より、将来プロを夢見ているジュニアプレーヤーには、ジュニアのランクを早く確定させ(一度取ってしまうと、それほどランクは落ちないと思われます)、ジュニア枠を使い、プロの試合にどんどんエントリーが出来るオープンな時代に突入するのです。
足元だけを見れば、日本のジュニア選手に厳しい改正ですが、上を見ればチャンスが持てる改正であると僕は考えています。
そして、アジアの中の勢力図も面白くなるでしょう。
オーストラリア、中国、タイ、韓国は、力を伸ばして来るだろうと感じています。
ここ、負けてられないですね。
※写真は、AO,USUSジュニア2019です。
ー――今週の遠征―――
ITFジュニア J5 Pokhara
中辻貴惣(大阪)、三宅凌平(愛知)、増田真吾(東京)、黒田長実(東京)、
波多野楓(大阪)、田中伶奈(山口)、永澤亜桜香(奈良)
―――来週の遠征―――
ITFジュニア J2 Siauliai
長谷川愛依(愛知)、加藤智子(大阪)
ITFジュニア J5 Phnompenh
金原暢紀(兵庫)、大山華歩(大阪)
<3月~の遠征 メンバー募集しています>
HP「お知らせ」をチェックお願いします。
お問い合わせは、下記メールでお願いします。
tour@mail.team-macy.jp
※Facebookでも遠征の様子をお伝えしています。
FB; https://www.facebook.com/teammacytennis
お問い合わせは、下記メールでお願いします。
tour@mail.team-macy.jp
コメント