J100 Pune 終了
最後の最後まで、今大会特有のボールの質に悪戦苦闘でした。
大げさに聞こえるかもしれませんが、先週のデリー大会、今週のプネ大会、日本でよく使われているメーカーでも、本当に日本でのボールと違うんです。
特に感じるのは、突然ボールぶっ飛ぶ、軽さによる空中で軌道がブニューンと変化する、ボール表面のフエルトが薄いのではと感じる摩耗の早さ(簡単に言うと、すぐツルツルになる)等々です。
結果、思うように試合のリズムが作れず、ストレスの掛かる試合が続いた今週だった印象です。
これは、今回のインド大会に限ったことではなく、逆に、飛んでくれないボールの質だったり、日本では見た事ないかもなメーカー等、グランドスラム以外では、ちょいちょいの海外あるあるなのです。
海外のツアーでは、こう言うところの対応も求められるので、必然的に、テクニックだけではなくメンタルの非常なタフさが必要になって来ます。
これは、テニスだけに限った事ではないと感じていますが、日本の常識は、決して海外の常識ではなく、日本の常識や考え方は、海外では鼻で笑われて終わりだったりする事があります。
話がソレてしまいましたが、結果は結果としてですが、泰成、奏多、葵依ともにファイトは出来ていたと思います。
3人とも、海外の経験を積んで来ているので、何とかしようとしましたが、それでも今大会は、最後まで、そこがもう一つの対戦相手になってしまった感じです。
そして、3人にとって、今年最後の遠征が終了となりました。
今年一年、嬉しい事、悔しい事、もしかしたら悔しさの積み上げだったかもですが、また、一緒にチャレンジしたいと思うのと、一回り強くなる気合で来シーズンのスタートに向かって欲しいと願っています。
葵依の表彰セレモニーの後、プネから陸路で4時間かけ、ムンバイ空港に移動し、葵依は帰国。
僕はカタールに移動し、悠亜のプロ大会ドーハ15Kです。
―――今週の遠征―――
J100 Pune
畑泰成(東京)、尾崎奏多(兵庫)、渡辺葵依(広島)